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行ったことはなくても名古屋市の姉妹なので仲良くしたいですね。

メキシコのサボテン

ハシラサボテン

メキシコのサボテン 写真

メキシコのサボテンは大きくわけて3種類あります。 姉妹都市である愛知県の名古屋市には1種類もないことを考えると、3種もある とは驚きですがそれがメキシコらしさでもあります。 ホビー大好きなちびっ子はサボテンも好きですし、植物というよりもオモチャ のように認識されているこのサボテンは男性に好まれている花です。 ハシラサボテンは手の平に乗る小さなサイズもありますが、大きなものになると 10メートル級の巨大な品種もあります。 よくリビングに飾られているサボテンは3センチ〜5センチの小柄なのが多い ですが、それよりも小型の1センチなんてのもあり、つまりサイズだけで種類を 分けることはできないと言えます。 でも砂漠に生えているような大きなサボテンに憧れるジェントルマンが多く住んで いる名古屋市ですが品種に詳しい人は滅多にいません。 それらしき形状さえしていればオッケー、正式名称なんて気にしないというのが ほとんどなので、ハシラサボテンのグループにオルガンサボテン、オキナマル、 イソウギョクなどがあることには興味を持っていないでしょう。 それでもなんとか覚えてもらおうとするなら、球形のサボテンがハシラサボテン である、とだけ把握しておいてください。 それくらいは知っておかなければ紳士として失格です。



ウチワサボテン

食べられるウチワサボテンはウチワのような形状をしていますが、人によっては ウチワではなくスプーンだ、シャモジだと言うこともあります。 ようは平たくて曲面のある葉が特徴のサボテンで、いくつか種類がありますが メキシコには群落を形成して自生している品種もありなかなか逞しいグループです。 食用に栽培されてきた実績もあり、トゲさえなければ誰にでも調理できるので 日本でもサボテン料理が食べられるレストランはありますが、そんなにおいしい 物ではないとの噂もあるのであまり期待はしないほうがよさそうです。 トゲはガッチリした丈夫なものと細いのがあり、攻めにくい配置で展開しているので 野生のウチワサボテンは調理が難しいそうです。 問題になるのは細い方のトゲで、手に刺さったらそのままサボテンから抜けるので 大ダメージを受けてしまうとのことです。 大きなトゲなら触れてもチクッと感じたら手を引っ込めればそれで済むのですが、 食らい付くように手から離れない細いトゲは対処を間違えるとかなり痛い思いを するので素人が調理するのは危険なようです。 食用に改良された品種ならトゲの数が少ないので、初めてサボテン料理に挑戦 する人はウチワサボテンの中でも難易度の低いタイプを選ぶようにしましょう。 また食用ではなく民間薬としても重宝されているので、姉妹都市の名古屋市では メキシコ産のウチワサボテンを自宅で栽培している人もいるようです。



コノハサボテン

コノハサボテン属の系統は、間違いなくサボテンなのですがサボテンには見えない という特殊な特徴をもっています。 どういうことかというと、よくある植物に近い葉をしており枝幹もボヨンとは していないので黙っていればサボテンとはばれない姿をしているのです。 広葉樹と類似点が多いのでその系統の仲間と勘違いされることもよくあるらしい コノハサボテンは、原始的な種族なのでそうした姿なのでしょうか。 一応少量のトゲがあるので正体を見破れる達人は各地におりますが、サボテンに 相当詳しくないと騙されてしまうほど普通の植物に似ています。 通常のサボテンは葉が退化しておりますが、コノハサボテンは残っています。 それは名前からも分かることで、カタカナ表記をやめて木の葉サボテン、とすれば この種族の本質が理解できるのではないでしょうか。 そして面白いことに葉っぱを自由自在に生やしたり捨てたりする特殊な能力を 持っているので、自然界での生存能力も高いのがなんとも素敵です。 葉っぱを出してみたけど砂漠だから乾燥していて維持できない、ならば捨てよう、 と切り離してストレスを軽減させることが可能で、環境が良くなったらまた葉っぱ を生やすことが出来るなんとも便利で頭のよいサボテンなのです。 砂漠ほど空気の乾燥しない愛知県や岐阜県ではこの機能を発揮する機会はそう ないと思うので実際に切り離す瞬間を見ることはなさそうですけどね。



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